著者の作品はいくつか読了済みですが、学生アリスは初めて読みました。どうやら著者のデビュー作とのこと。
作家アリスと違ってこっちは大学生の為、若々しさや青春風味(と少々の痛々しさ)を感じることができました。
所謂クローズド・サークルものなのですが、火山の噴火という、結構強引なもので、それがスリリング感を演出していてハラハラさせられた。
ミステリ面はとりわけ突出したものは無いですが、読者への挑戦状しかり、ひたすら王道を突き進めた作品だと思いました。
ラストの切ない余韻も良かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2024年2月
- 感想投稿日 : 2024年2月29日
- 読了日 : 2024年2月29日
- 本棚登録日 : 2023年7月14日
みんなの感想をみる