アメリカ黒人の歴史を丁寧に描いていて、世界史の下地がない私でも非常に面白く興味深く読むことができた。
出来事の点と点を繋いで歴史の大きな流れを把握することが出来たところがよかった。
印象に残ったところ
・歴史は常に勝者・強者によって紡がれるものだという指摘に、確かに黒人の偉人はあまり歴史の教科書に登場しないなとハッとした。
・南北戦争で奴隷解放した後でも、資本主義の安い労働力として黒人が低い地位であった方が資本家にとって得であり、差別はなくならなかったという話になるほどなと思った。
・黒人が人権や参政権を得るまでの道のりの険しさを知り、今の自分があたりまえに政治に参加できることのありがたみを感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月13日
- 読了日 : 2022年4月6日
- 本棚登録日 : 2022年4月6日
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