阪急電車 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
4.20
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読書日記、はじめます。
最近、読書熱が再び高まっていて、以前なら偏った作家の作品ばかり読んでいましたが、いろんな作品に触れたいなと思うようになりました。
そんなわけで、自分がどんな本を読んできたのか、残しておくためにも、ここで読書日記、はじめます。

そんなわけで、今年1冊目が「阪急電車」。今さらですが。

私の読書タイムはもっぱら通勤電車の中。電車の中で電車にまつわる小説を読む。なんだかちょっぴり贅沢な気分になりました。

駅から駅をつなぐ電車に乗り合わせる無数の人。その一人一人に、それぞれの物語があるという、ごく当たり前のことを、心からいとおしいと思わせてくれる作品だったように思います。

私の家は阪急沿線ではないけど、でもとても近い場所で暮らしています。もしかしたら、私が乗っている電車の中でも、この作品に出てくる登場人物たちのような物語があるのかもしれない。そう思うと、“電車に乗る”という行為そのものが、不思議と価値あるもののように感じられます。

私自身も、“電車が縁をつなぐ”ということの意味を深くかみしめているうちの一人。だからこそ余計に、物語に共感できたのかもしれません。

いつか今津線に乗りに行こうかな。願わくば、大切な誰かと一緒に。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 有川浩
感想投稿日 : 2013年2月2日
読了日 : 2013年2月1日
本棚登録日 : 2013年2月2日

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