イギリスの古き挿画に惹かれます。絵本サイズの読み物は苦手意識があるのですが、読み始めるとぐいぐい引き込まれる素晴らしい作品のなんと多いことか!『おしろいとスカート』を読まずに図書館返却したことが惜しまれます。
この本の冒頭の書き出し「何百年も生きる妖精にも、ときおり死は訪れる。一週間に一度動物に変身せねばならない時に、危険や事故が起こる」という文章に引き込まれてしまいました。表題作も絵本で読むよりも世俗的でアダルトでとても楽しめました。他に「ロザニー姫と浮気な王子さま」「笑わぬ男」「ロシア皇后のすみれ」。どれも甲乙つけがたく、先の読めない展開、意外ながらも納得のラストに感服です!
とりあえず『おしろいとスカート』『空飛ぶトランク』は要チェック!
読書状況:読み終わった
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9類
- 感想投稿日 : 2013年12月11日
- 読了日 : 2013年12月11日
- 本棚登録日 : 2013年12月11日
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