日本の出版文化の中で図書館が果たしてきたこと、出版・流通という観点で図書館がなんであったのかを図書館・出版社・書店の戦後史を通して俯瞰し、論じている野だが、現在の図書館が抱えている問題、図書館周りで議論しているテーマとは何となくずれているように感じるのである。
確かに、図書館も出版文化の中で出版、流通ということも考えながら資料収集を図っていく必要があると思うし、そのための勉強もしていく必要があるとは思うし、図書館流通センター(TRC)のシステムに乗っかった蔵書選定などこれから考え直していかなくてはいけないことは多々ありそうだが、今の図書館は本を収集して貸し出すという機能でないところて展開していっている様に思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本
- 感想投稿日 : 2023年2月16日
- 読了日 : 2023年1月31日
- 本棚登録日 : 2022年9月28日
みんなの感想をみる