高校時代に両片思いだった二人が13年ぶりに再会する話。
香港からの帰国子女で周囲に馴染めず一人でいる一束(いつか)。
明るく人気者で水泳部のスポーツマン、圭輔。
タイプの違う二人が旧校舎で知り合って、
静かに親交を深めていくあたりは
思春期ならではの繊細さ、青さが眩しくて
楽しく読んでました。
ただの友情かと思われたお互いへの好意が
恋愛感情になっていくときに見せた
圭輔の性欲が萌えたな~w
穏やかな人が急にギラつくの、好きw
一束も好きだったのに、拒んでしまって
気まずいまま別れてしまい、そのまま卒業。
13年後再会した後も、なかなかくっつかないのがもどかしいです。
不倫相手の佐伯の事もそれなりに好きだったのですよね。初めてだったらしいし。
途中の不倫エロは具体的な描写はなかったですw
中盤の両片思いもどかしターンが結構長くて
若干退屈してしまったんですが…。
後半、佐伯の嫉妬からの修羅場、
そしてやっと告白し合っての初エッチは萌えた!
制止する一束に「我慢できない」とがっつく圭輔がすごく良かった~!!
「好きだよ。好きなんだよ。教室で襲うぐらい」
「……頼むから、拒まないでくれ」
って懇願するのが最高だった。
攻めが欲情してるところ好きだから♡
そして、佐伯の嫉妬が超リアルでした。
単に一束への執着だけなら
「お前も不倫じゃないか」で終わるけども、
男としての嫉妬だもんね。分かる。
後半の「is in me」は圭輔視点で
一束の事が大好き!って話でした。
一束も素直になって圭輔に甘えるし、
攻め視点が好きだから楽しかったです。
全体的には、わりと静かなお話かな。
中盤がだれた以外は面白かったです。
- 感想投稿日 : 2016年2月5日
- 読了日 : 2016年2月5日
- 本棚登録日 : 2016年2月5日
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