青柳稟さんの感想・レビュー

鮫島くんと笹原くん (マーブルコミックス)

著者 : 腰乃

• ソフトライン 東京漫画社 (2011年3月20日発売)

勢いと逃げの自己完結気味潔癖工大生×友達のままでいたいけど絆されて考え始めるサバサバ(無神経？)工大生。同じバイト先BL。

いつかチラッと読んだ気もするけど思い出せなかったため読んでみた。
笹原くんが告白を本気にしないところから始まる、追い追われが入れ替わる作品。というか、面倒くささで鮫島くんは圧倒的だった……。
ポーカーフェイスと見せかけ、乙女スイッチとケダモノスイッチの両極仕様はすごい……迷走しがちDT攻め。
更にきっかけの種明かしで思った以上に気持ち悪いことが判明する鮫島くん。こわい。(そんな告白する人はいないでしょうが、似たような嗅覚過敏の人の存在を知っているのもちょっとこわい)
笹原くんの、決めたら投げ出さない懐の深さに救われている。
結局、鮫笹のみでしたが、言い回しなどからリバもある……？ (歓迎)

『幸せになってみませんか』の同時収録にてバイト先の大滝くん、『新庄くんと笹原くん』にて笹原弟のスピンオフあり。

初回ペーパー『鮫島さんと俺の兄5』(告白した日から一年後現在)
※1～4はスピンオフ単行本に収録

感想投稿日 : 2021年5月27日

読了日 : 2021年5月27日

本棚登録日 : 2019年2月10日