この本めっちゃすごい。
まず文章がとても美しい。
それから物語全体に流れる不穏な空気感、不気味さ。
夏の暑気やまとわりつく湿度が余計に雰囲気を盛り上げている。
独白形式や少し古めかしいセリフも余計に影を感じさせ、この家族に引き込まれた。
(立介のターンで社内で一番や会社で一番とかいうワードが沢山出てきて、ちょっと笑った。それまで立介についてろくな描写はなかったから親近感が湧いた。)
初めての作家だったが他の作品も読みたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年3月29日
- 読了日 : 2020年3月29日
- 本棚登録日 : 2020年3月29日
みんなの感想をみる