社会をちょっと変えてみた――ふつうの人が政治を動かした七つの物語

  • 岩波書店 (2016年3月24日発売)
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感想 : 18
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新聞記者の取材による、一般人が自治体や国を動かした事例集と、社会起業家が自分の経験から得たノウハウの2部構成。事例が秀逸だと読後の満足感すごい、と実感する本。読まず嫌いしててスミマセン〜

駒崎弘樹さん(社会起業家)と秋山訓子さん(朝日新聞編集委員)の共著。アドボカシー(政策提言/世論に訴え、政治や行政に働きかける草の根ロビー活動)の力を痛感する1冊です。

秋山さんが7名の事例をルポする第1章が素晴らしくて!!それ読んだ後の、駒崎さんの第2章「やってみようと思った人への具体的手法の解説」が沁みる沁みる・・・・。

第1部に登場するのは、身近な課題を解決するために「やってみちゃった人」7名。わらしべ長者のように、それぞれの活動が大きくなっていく様子が、丁寧な取材で、背景や状況なども含め、丹念に描かれており、ドキュメンタリーのように感情移入せざるを得ない臨場感がありました。ノンフィクション好きには堪らない。

執筆の秋山さんのご専門は政治だそうで、政治がテーマの書籍も複数出版されています。

https://hana-87.jp/2018/10/07/shakaiwochottokaetemita/

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年10月7日
読了日 : 2018年10月5日
本棚登録日 : 2018年10月5日

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