ここ最近の弘美さんは「うそこ」話のスケールが小さくなった…時々人でないものも出て来たりするのだがその大半はより身近にそうツイッターで誰の目にも触れられずただ流れていくだけのようなありふれた話。
それでもどこそこに隠れ扉が仕掛けてありそこを開けば川上ワールドの入り口になるのだから短編集ながら読み応えはたっぷり。
3.11 からだと思うが作品のなかでより人と人との繋がりの色が濃くなった、そしてあちらとこちらの往き来もよく描かれるようになった…
独特のふんわりした表現ながら真摯に「命」を追い求めるメッセージは強く心に響く
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年8月11日
- 読了日 : 2017年8月11日
- 本棚登録日 : 2017年8月11日
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