読み終わり、『篤姫』の原作・脚本家でもある田渕久美子さんは、何て強い方なんだろうと思った。
皆が、いよいよ大河ドラマ『篤姫』が、面白くなってきている頃、舞台裏では大変な事になっていたとは、この本を読んで初めて知った。
田渕さんは、ドラマの脚本書きの中盤にさしかかった頃から、御主人は大腸ガンの病魔がやってきていて、痩せ始められていた。
『大丈夫だから、きみは心配しないで書きなさい』と言われたご主人の凄さも田渕さんの睡眠も惜しんで仕事に子育て、ご主人のことと普通なら精神的にも参っちゃう。
そして、打ち上げを待つようにして【末期の直腸がんで肺にも転移】で逝かれた。
この方こそ『女の一本道』をつらぬかれたのでしょう。
この本より『あるがままに生きる生き方』『キレイな女より魅力ある女』を教えられた気がしました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・評論
- 感想投稿日 : 2011年10月14日
- 読了日 : 2011年10月12日
- 本棚登録日 : 2011年10月8日
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