トラウマからの帰還 140611
一度依存・搾取・支配と言う甘い汁をおぼえると
それがどれほど致命的な危険だと気付いても
抜け出すことは非常に難しい
いざその危険で孤独で住みにくいにも関わらず
甘い汁を無くす危険が迫ると
パニックを起こすというトラウマにはまる
これは麻薬におかされた状態と同じである
つまりほかの物理的な危険におかされるという
更なる危険を通り抜けるか
同じ追体験をリアルにスローモーションによって
咀嚼し直すことで頭だけでなく無意味だという体感を
心でする狭き門を通る以外に抜け出す方法がない
この経験によってのみ無菌状態に戻ることができる
この世というパラドックス体感を得る冒険の旅は
この追体験によって自分という存在が部分性と全体性の
両面を持っていることを納得する場のなのである
まさしく考えられない程に馬鹿げて理不尽な
物的痛みの状態を往復することで自らの肉体と意識を使い
理解と納得を得る場なのである
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自然科学
- 感想投稿日 : 2014年6月11日
- 読了日 : 2014年6月11日
- 本棚登録日 : 2014年6月11日
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