夫に死別された実日子と夫が大嫌いのマリ そんな2人の日常が交互に描かれている 実日子は自身の料理教室を通してなんとか前を向き、心を寄せられる勇介を好きになる マリは夫のことが大嫌いであるのに離婚せずずっと嫌いあって最終的に夫から別れを告げられる
進歩しているのかしら?進歩っていうか進化でしょう
この文の意図はなんなんだろう。進歩はその人自身が成長することで進化は別のものに変化することらしい。実日子の心が前向きになったことの変化を表しているのかな
大丈夫になったから勇介を好きになることができた
夫はいなくなったけど私はまだ生きてる
この順番は確かに重要だと思う。勇介がいたから大丈夫になったということと全く違う。実日子は料理教室や古本屋の整理、受賞者のスピーチを通して自分で自分を立ち直すことができた。他人の力ではなく自分の力で前を向けたことは今後生きていく上で強みになるよね。
どうしてあんなにきらいな夫と別れなかったのか。私は夫のことをずっときらいでいたかった。だから別れなかったんです。
この文は深すぎて重すぎて理解に苦しむ。ずっとなんで別れないんだろうって疑問に思ってたけど結局まりは自分が、嫌っていたかったから別れなかった。寂しかったのかな別れたくなかった、てことは好きだったのかな?いざ離れたいと言われると別れたくなくなるのが人間の真理?女の真理?とにかくこの文の解釈をいろんな人に聞いてみたい。
途中10代の女の子に実日子が合うシーンあれはいらない気がするんだけど、何のために描かれているの。
一つ一つのおいしそうな料理の描写が、このわりとどろどろした状況を整理してくれている感じがした。光一が食べなかったカムジャタン食べてみたいから今度作ってみよう。やっぱりご飯の趣味が合わない人とは結婚はできないんだな。一緒にこのご飯おいしいねって言い合える人がほしい。勇介みたいな人としてわきまえていて、それでいてユーモアがある人に憧れる。ウナギ一切れくれるような優しい人に出会いたい。そしてまりと光一みたいな寂しい夫婦関係には絶対なりたくない。
- 感想投稿日 : 2021年3月13日
- 読了日 : 2021年3月13日
- 本棚登録日 : 2021年3月12日
みんなの感想をみる