八ケ嶽の魔神 (文庫コレクション大衆文学館 く 1-2)

著者 :
  • 講談社 (1996年4月1日発売)
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本棚登録 : 36
感想 : 7
5

稀代のストーリーテラー国枝史郎の3大伝奇小説のひとつ。母の呪詛を浴びて育ち不死の呪いを受け、おまけに腕には人面瘡がある鏡葉之助を主人公に、母の仇を討つべく一族をかけて水狐族と戦う伝奇長篇!話は複雑だがとにかく面白い。スピーディな展開に、溢れるように出てくる登場人物たち。勧善懲悪ではない。出てくる者たち皆んな悪人なのだ。いつも話が膨らみ過ぎて最後まで書けない国枝が最後まで書いたことも凄い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年3月2日
読了日 : 2022年3月2日
本棚登録日 : 2022年3月2日

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