楽しい話ではない。ワクワクもない。ただひたすらに寂しく、そして悲しい物語。「居場所」を勝ち取るただそれだけのために、いやそれだけという言い方は良くないのかもしれない。誰もが何気無く持っている「居場所」でも神代ユウにとっては掛け替えのない大切なものだった。それを守るための力。だからこそその力はとても寂しい力だ
物語全体の空虚で乾いた雰囲気が堪らない。ただひとつ、何でもいいから自分の中に柱(信仰と言ってもいい)が一本あるというのは、大きな力になるんだと思う
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- 感想投稿日 : 2013年10月17日
- 読了日 : 2013年10月17日
- 本棚登録日 : 2013年10月17日
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