子供の頃から彫刻が好きだった雪嶋。美大を親に反対され、親が決めた進路を進み、京都の大学に入学。そこで、導かれるように仏像修復のアルバイトに出会う。仏像修復師の門真と同じ部屋で黙々と作業をした半年間は雪嶋の未来を変えた。「仏像は見る人の気持ちを受け止め、鏡みたいにその人の気持ちを映し返してくれる」何かを求めて仏像と向き合うというのは、まさにそういう事なんだと思った。作業場での雪嶋と門真の空気感がとても素晴らしかった。
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カテゴリ:
図書館(ま行)
- 感想投稿日 : 2019年3月18日
- 読了日 : 2019年3月18日
- 本棚登録日 : 2019年3月18日
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