ドイツの創作物語。
パパとママがおばあちゃんの引っ越しのため、家を留守にすることになり、私(マキシ・3年生)と弟(レオン・2から3歳)は一人暮らしの大学生のお兄ちゃんのところで1週間暮らすことになる。
パパとママは心配しているけれど私はお兄ちゃんと暮らせるのが楽しみで仕方ない。
お兄ちゃんはレオンがまだおむつをしていることやお風呂に入れてあげなくちゃいけないことを知らないで、自分の生活もあまり変えようとしない。私は弟にしてあげなくちゃいけないことはよく知っているけれど、自分だって世話をしてもらい対し甘えさせてもらいたい。
けれどお兄ちゃんと一緒の暮らしをしていく家に自分のことを自分でしたり歩いてでかけたりすることも出来るようになる。
お兄ちゃんがアルバイトをしている時も一緒について行って手伝いをすることが出来た。
最後の日、お別れパーティーをしている間にパパとママが迎えに来て、疲れて眠りそうになっていた私に、お兄ちゃんの寂しそうな声が聞こえてきた。
マキシの一人称の語りで話が進み、兄弟たちが徐々に成長していく姿がみられる。設定がやや甘いように感じる。置いていくのが心配ならば世話の仕方を細かく説明したり電話をしてきたりするのではないかとか、レオンはママがいないことにもう少しぐずるのではないかなど。授業に参加したりアルバイトを手伝うのもドイツではそれほどおかしなことではないのだろうか
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
低学年
- 感想投稿日 : 2017年10月23日
- 読了日 : 2017年10月23日
- 本棚登録日 : 2017年10月23日
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