志賀直哉、1971年88歳没。長生きし過ぎや。もうチョット早く死んでれば今頃は青空文庫で読み放題になってたのに、腹立つおやぢや。
いくつもある短編、ちょっとずつ読む。文庫本2〜3時間で軽く読み流せる人が羨ましい。…芦田愛菜ちゃんも読むの相当速い、らしい。
太宰、坂口、織田の無頼派三人があんまりボロクソに書いてるので、代表的短編を読んでおこうか、と。(順次書き加えます。)
⚫小僧の神様
余も鮨が大好物。夜中に読んでた。飯テロや! Aの気まぐれの理由は理解できない。〆はユーモラスで良かった。
⚫城の崎にて
軽い鬱状態だったのか? 蜂、鼠、イモリの死に方三態を見ながら、もうちょっとでヤバかった我が身を顧みる。
感想は、 「それがどないしてん!?」
天下の名文と、呼ぶほどのものかね?
⚫清兵衛と瓢箪
趣味の瓢箪造り?は今も細々とあるはずだが詳しくは知らない。
12歳の清兵衛が授業中、夢中に瓢箪を磨いてるのを教員に叱責され瓢箪は没収。その後教員が家に訪ねて来て母親に食ってかかる。話を聞いた父親は激怒。
昔の教員は、こんな権柄ずくで通ったのかと、ちょっとした驚き。
没収した瓢箪は家庭訪問の際に親に返すものと思うが。たとえ昔のことでも。
ひょっとして志賀直哉、話のオチを付けるため、デタラメを書いたのではないかと疑惑がわく。
⚫真鶴
サッサと読もうと軽く流してると、極めて短い作中で 時間が行きつ戻りつしてることの見落としをやらかした。
時間軸の切れ目に目立った符号があるわけでなし。期待してない作家だからと、余り雑に読んでるといけませんね。
解説の最後に「が、真鶴まではまだ一里あった」の「が、」の解釈が京大の入試問題になったとのクダリがあったが、その正解をハッキリ書けよ。解説になってないではないか!
- 感想投稿日 : 2024年1月7日
- 本棚登録日 : 2024年1月7日
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