教養としての大学受験国語 (ちくま新書 253)

著者 :
  • 筑摩書房 (2000年7月1日発売)
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本棚登録 : 1116
感想 : 63
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【星:2,0】
今ひとつだった、というのが率直な感想。

大学受験の現代文の問題を用いて、「近代」とか「大衆」など、大学受験国語によく出てくるテーマを「教養」として学んでいこう、ということなんだと思う。

本の趣旨が上記のようなため、一般の現代文参考書のように読解力や問題回答力養成には力を入れていない。
では、各文章のテーマ自体の説明が分かりやすく、詳しいかというとそうでもない。

読み終わってみって「なんだったんだろう?」という中途半端感しか残らなかった。

まあ、テーマ自体を解説した本としてはまあまあ珍しいし、著者は大学教授で国語の入試問題を作成する立場の人物なので、問題作成者の視点を知ることができたのは、少ないながらも収穫であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代文・読解
感想投稿日 : 2024年2月12日
読了日 : 2024年2月12日
本棚登録日 : 2016年9月7日

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