後白河院 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1975年10月1日発売)
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本棚登録 : 324
感想 : 40
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いつかの大河ドラマの清盛と、今やってる鎌倉殿の13人を必死で思い出しながら読んでる。難しい、観ててよかった。
権威権力は持っているけれど実力(軍事力)を持たない朝廷=後白河法皇が、
軍事力を持つ者らとどのように戦ったか。その時の大勢力に対し、対抗勢力に力をもたせ戦わせることで牽制し、戦わせてやがて滅びていくのを見ている。不気味で冷静で、軍事力はないが権威あるものの戦い方。
後白河法皇、第一部〜第三部、言うことバラバラやん!って思ってたけど、第四部で、実は一目的は貫してるってことがわかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年6月12日
読了日 : 2022年6月16日
本棚登録日 : 2022年6月11日

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