「さっきのおばさんには価値のあるものが、この磯には落ちている。どうやらそれは、おばさんには見えて、自分には見えないものらしい。そのことがなんだか悔しかった。」(78ページ)
疎遠だった父親が死んだとき、
身の回りを処分するために訪れた父の家。
そこで見つけたのは、
知ることのなかった父の本来の姿。
人とは異なる生き方だとしても、
自分の人生を楽しむ努力を惜しまない。
繊細な感性を持つ暮らしーそんな物語り。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年8月18日
- 読了日 : 2020年8月18日
- 本棚登録日 : 2020年6月30日
みんなの感想をみる