怪物 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2013年5月17日発売)
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本棚登録 : 556
感想 : 66
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向井理さん主演でドラマ化されていたのを観た後、原作を読むまでしばらく間が空いた。真崎(向井理さん)はほぼ原作のイメージ通りで端正な顔ゆえにぞくりとした。

「死の匂い」を察知してしまう刑事 香西。15年前に起きた少女殺人事件の犯人と知っていながら堂島を無罪放免にした後悔を抱えている。あろうことかその堂島が政界進出を目指していると知り・・・

被害者と同様にかつて彼に性的いたずらを受けた女性が名乗り出たことから事件は急展開。権力の壁に阻まれて堂島を野放しにしてしまった無念を果たすべく、彼女と協力して策を練る香西だったが・・・

失踪した男たち。DNAをも溶かしてしまう生ゴミ処理用バイオ装置を操る謎めいた若い男。

怨恨や欲望の絡まない殺人ほど不気味なものはない。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 悪い男。
感想投稿日 : 2014年9月30日
読了日 : 2014年9月30日
本棚登録日 : 2014年9月29日

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