愛とカルシウム (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社 (2011年11月10日発売)
3.13
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 28
感想 : 3
4

大学の図書館で、タイトルが気になって。水色に雀のイラストが可愛い。

主人公の藤島環は18歳。身体が次第に石化していく四百万人から八百万人にひとりの珍しい病気、HDS(ハンプティ・ダンプティ・シンドローム)で介護施設しおかぜ荘で暮らしている。

自分の指さえ満足に動かせない環が、雀の雛を育てるはめになるのだが…

綺麗ごとじゃなく生々しいけど、読んで良かったと思う。だけどこれ、根治の糸口はないのかなぁ…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: メディカル。
感想投稿日 : 2012年6月27日
読了日 : 2012年6月27日
本棚登録日 : 2012年6月27日

みんなの感想をみる

コメント 3件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/08/23

「根治の糸口」
ハンプティ・ダンプティ・シンドロームと言う病名はフィクション?(難病情報センターのデータでは判りませんでした)
それは兎も角、続編が出るそうです。ヤヤコシイ病気との付き合い方を考える本として読んでみようかな。。。

hetarebooksさんのコメント
2012/08/27

nyancomaruさん

医師の友人に訊いてみても「?」という反応だったのでフィクションかもしれませんね。

PubMedでHumpty Dumptyと入れて検索すると50件ほどはヒットするからひょっとしたら実在するのかな。
腸で作られるセロトニンは、骨形成を低下させるらしいのでその辺が異常なら筋肉が骨化したり、骨がモロモロになることもあり得なくはないのか?

不思議の国のアリス症候群という病気(てんかんの一種とか)もあるらしいけど、真偽がわかりませんね。

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/08/29

「PubMedでHumpty Dumptyと入れて検索する」
パブメドかぁ、何か判るかも知れませんね。
私もチョッと調べてみます。

ツイートする