パタゴニアに吹き荒ぶ風を感じるかのような一冊。ただ旅の話に収まるのではなく、旅前からの作者の葛藤がパタゴニアの大きな大地との対比になり、人がそこに生きている、というのがありありと伝わってきます。作品の根底にずっと、広大な大地に吹く風の音が聴こえ、頭上にはどこまでものびる広い空が見えます。心温まる素敵な作品でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年4月28日
- 読了日 : 2020年4月28日
- 本棚登録日 : 2019年7月5日
みんなの感想をみる