ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年3月3日発売)
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2022.05.栞子さんの持っている太宰治の晩年を奪おうとして栞子さんを突き落として大怪我をさせた田中敏雄は,以前に祖父の田中嘉雄が持っていて手放した太宰治の晩年の古書を探していた.その晩年は,古書店主の久我山尚大に弱みを握られて奪われたことが分かる.インターネット交流サイトで,田中嘉雄の晩年を持つという者が現れた.田中敏雄は五浦をスタンガンで倒して栞子さんから預けられている晩年を奪う.栞子さんの晩年と久我山尚大の晩年を交換するとネットで連絡を取り田中敏雄がその人物と待ち合わせして会うが,それは久我山尚大の孫で栞子さんとも交流がある久我山寛子だった.寛子は,スタンガンを用いて相手を倒してどちらの晩年も奪おうとするが,その場に待ち伏せていた五浦に捕らえられる.結局は,久我山尚大の死後にアンカットの晩年を読みたかった尚大の妻が孫の寛子に命じて栞子さんの晩年を奪おうとしていたのだった.面白かったけど,やや関係性とかが複雑過ぎた.

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感想投稿日 : 2022年5月17日
本棚登録日 : 2022年5月17日

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