極めてオーソドックスな本格ミステリーで、どこかに破調が欲しい印象は前作と一緒でした。
捜査過程の丹念な書きっぷりが心地良いですし、伏線が随所に張り巡らされていましたが、ロジカルの緻密さは前作の方が上だと思いました。
また、松谷警部は相変わらず掴み所がないキャラクターでしたが、山口警部補、探偵役のイアイ、オネエ系のスポーツ店主・梁田は程よく戯画化されて魅力的でした。彼らとのやり取りは面白かったです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月11日
- 読了日 : 2014年12月11日
- 本棚登録日 : 2014年12月11日
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