うたうラッパ貝がら (ミッチの道ばたコレクション)

著者 :
  • 偕成社 (2021年8月12日発売)
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感想 : 4
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ぼくが すなはまで ひろったのは、
にじいろに かがやく とびきりきれいな 貝がら。

よるになると、そのホルンみたいな ラッパ貝がらから、
女の子の うたごえが きこえてきた。

「いっかい あってみたいな……。」

目をあけたとき、ぼくは まっしろな どうくつのなかに いた。
どうくつのそとは、ひろい すなはまと 青い海。

うたをうたっていた 女の子は、どこにいるんだろう。

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道ばたでひろったものをコレクションしているミッチが、ひろったものをきっかけにしてふしぎなともだちと出会う創作童話シリーズ第3弾、2021年8月刊

ミッチのたからばこに入っているのは、まんまるのどんぐり、きんぴかのペンのキャップ、テントウムシのかたちのじしゃく、よつばじゅなくてむつばのクローバー……

「なんでこんなものをひろってくるの」とついつい言ってしまいそうになるけれど、子どもにとってはとくべつなもの、魔法によって世界が広がるもの、そしてあこがれとときめきと勇気をもたらすもの

1、2年生におすすめ
“ミッチの道ばたコレクション”シリーズ既刊
『セミクジラのぬけがら』2019年7月
『ドラねこまじんのボタン』2020年10月

コマツシンヤの描くミッチと“あおちゃん”がなんとも愛らしい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ひげうさぎ文庫
感想投稿日 : 2021年9月19日
読了日 : 2021年9月18日
本棚登録日 : 2021年9月19日

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