中学入学と同時に家族で新潟から東京に越してきたサーマこと佐藤まえみ
夢の中学生ライフを期待していたけれど、グループからハブられてしまう
「サーマって、なんていうか……ちょっとしんどい」
教室に入れず、逃げ込んだところは「第二保健室」
そこは中学生専門の湯治場「かねやま本館」につながっていた
輝くように美しい女将の小夜子さんとおじさんくさい男の子キヨ
露天風呂で出会った長野の中学生アリ
ひとあし先に不登校になった中3の兄の慈恵
第二保健室のあやしげな山姥のような銀山先生
さまざまな人とかかわり、傷心、内省、受容……効能のある温泉につかるたびにサーマの心が変化していく
そして、有効期限の三十日がたったとき……
第60回(2019年)講談社児童文学新人賞受賞作
選考委員大絶賛!
現実と空想の世界の往復が違和感なく、エピローグで伏線が回収される構成には“やられた!”
《ひとつでもあてはまる子、必読!》
□ 友だちというよりはね親友がほしい
□ 学校生活で、悩みがある
□ 学校に行くのが、ちょっとしんどい
□ 最近、兄と気まずい
□ 湯治場って、なに?
□ 温泉が、好き!
──帯より
2020年6月の発刊と同時に大きな反響が起き、2巻(8月)、3巻(10月)とシリーズ化の予定
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ひげうさぎ文庫
- 感想投稿日 : 2020年6月7日
- 読了日 : 2020年6月5日
- 本棚登録日 : 2020年6月7日
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