2013年発行の本で変化が激しい分野なので、やや古めになっていることもあるが、全体像を理解するのは悪くない本である。
現在では、PDD(広汎性発達障害)≒ASD(自閉症スペクトラム障害)となっており、そのあたりは読み手がアップデートした方が良いと思う。現在ではASDとADHD(注意欠陥多動性障害)の2本柱で考えるほうが良いと思う。
PDD(ASD)の特徴の、①社会性の問題、②コミュニケーションの問題、③想像力の欠如の問題、ADHDの特徴の、①多動性、②衝動性、③不注意 が解説されている。
そのうえで全4章で、基礎知識、2次障害、診察と治療、生活上の工夫、家庭や職場での支援ガイドで解説している。
特に2次障害の解説の章では、うつ病(気分障害、双極性障害も含む)、適応障害、パーソナリティ障害、依存症、睡眠障害、共依存、引きこもりといろいろと関連性があることがわかりよかったと思う。全体像を掴むには良い本だと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
心理学
- 感想投稿日 : 2018年4月27日
- 読了日 : 2018年4月27日
- 本棚登録日 : 2018年4月27日
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