いかにも長野さん、という感じの小説。
文章がとっても綺麗です。思わずうっとりしてしまいます。
古風な世界観と、長野さんの漢字の使い方がよく合ってて、もう耽美、の一言です。
題名からして、綺麗な印象。
でも、中身はどちらかといえばドロドロです。
一話目はともかく、二話目、三話目のラストはもう誰も報われなさすぎて見ていて辛いですね。
特に蝉丸・・・不憫です・・・
それでも文章の力でそれすらも魅力のひとつになっています。
長野さんの、こういう、和風な話ってとても素敵です。また読みたい・・・
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
長野まゆみ
- 感想投稿日 : 2012年11月16日
- 読了日 : 2012年10月5日
- 本棚登録日 : 2012年10月5日
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コメント 1件
にゃんこさんのコメント
2012/11/27