雪花草子 (新潮文庫 な 49-3)

著者 :
  • 新潮社 (2012年7月28日発売)
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本棚登録 : 730
感想 : 72
5

いかにも長野さん、という感じの小説。

文章がとっても綺麗です。思わずうっとりしてしまいます。
古風な世界観と、長野さんの漢字の使い方がよく合ってて、もう耽美、の一言です。

題名からして、綺麗な印象。

でも、中身はどちらかといえばドロドロです。
一話目はともかく、二話目、三話目のラストはもう誰も報われなさすぎて見ていて辛いですね。
特に蝉丸・・・不憫です・・・
それでも文章の力でそれすらも魅力のひとつになっています。

長野さんの、こういう、和風な話ってとても素敵です。また読みたい・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 長野まゆみ
感想投稿日 : 2012年11月16日
読了日 : 2012年10月5日
本棚登録日 : 2012年10月5日

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コメント 1件

にゃんこさんのコメント
2012/11/27

フォローありがとうございます。この場を借りてお礼します(*^_^*)

マイブームが長野まゆみさんです。
このレビューを読んで雪花草子読んで見ました。素敵な世界観で思わず引き込まれて…。確かにドロドロした作品ですが、文章が綺麗ですよね(>_<)

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