アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2011年12月21日発売)
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本棚登録 : 84
感想 : 9
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C・A・スミスの第三短編集!すごくいい!第一短編集とどちらがいいかと言うくらい。第二短編集があまり面白くないな~と思っていたので少し不安だったのですが、これは良かった。リリス、ラミアのでてくるのが好き。蟾蜍のおばさん、恐いんだけど、なんか可笑しい^^降霊術奇譚はどれも好き、分裂症の造物主・・・これはショック。世界の真理に言及してる??凄い、凄い。この中に登場する、美しくも悍ましい世界に魅入られた人々は、自分たちの分身であり、作者の分身でもある。異界を覗きたいと思う人は好きになる本です。素晴らしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ホラー
感想投稿日 : 2012年7月18日
読了日 : 2012年7月18日
本棚登録日 : 2012年7月18日

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コメント 2件

ななこさんのコメント
2012/07/21

日向さん、こんばんは~♪どれも面白かったですね。蟾蜍のおばさん、笑えました!当人は相当ショックでしょうが…(笑)アヴェロワーニュの媾曳あたりも記憶に残っていますね~全体的に恋に結びついたものが多くて新鮮な感じがしました^^

日向永遠さんのコメント
2012/07/22

nanacoさん、こんばんは★やっぱりスミスは面白いです。文章によるところも大きいですね。詩人・・わかります。ラミアの登場回数が多くて良かった?です。

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