文章運びも上手く、話も良く纏まっていて、流石だなとは思いますが、どの話もトントン拍子に事が進み、何もかもが出来過ぎだし、予定調和で山場もなく、短篇集なのに途中何度かダレました。
剣客モノの割に剣戟シーンに迫力がなく、全体的に緊張感や緊迫感が欠けていて、正直物足りない。
あと、チビの爺さんに若い娘二人が熱を上げるという設定も、どうかと思います。
「鬼平犯科帳」でも感じましたが、池波作品のエロ描写は他の作家に比べて加齢臭がキツイ気がします。
オヤジの願望・妄想を読まされている感じ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
■ 小説
- 感想投稿日 : 2013年10月17日
- 読了日 : 2013年10月17日
- 本棚登録日 : 2013年10月17日
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