たぶんいまよりもうちょっとテレビがおもしろかった時代の、ナンシー関という才能の、奇跡。や、もしかしたらナンシーがいたからテレビはぎりぎりもっていたのかも、なんて思ってしまう。
インタビュー記事が読みづらいのが残念。話はあちらこちらへふらふら、記事自体がサブカル感出しちゃってる感をさせちゃってて、もう。自意識に徹底的に厳しかったナンシーを見習ってほしかったなあそこは。
あと、一冊の雑誌の中でそう同じ話を繰り返し出さなくても。冗長。
とは言っても、全体としてはとても楽しく読めました。いっぱい笑った。みんなが言うように、今のテレビを観たらナンシーは何と言うだろう、とおもう。
リアルタイムで彼女を知らなかったことが悔やまれ、追悼文は素直に読めず。未知と既知の絶望的な差異。いとうせいこうの文章はかっこいいね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年12月17日
- 読了日 : 2011年12月17日
- 本棚登録日 : 2011年12月17日
みんなの感想をみる