『ボクらはもうモノを買わずに依存を買う』
この手の本はかなり増えた。洋書らしく若干の読みにくさはある。まどろっこしく感じる文脈も少なくはない。だけどそれでも、わりと楽しく読み進められた。
様々な事例から、あれやこれやとそのモノや行動の依存性を解説している。読めばわかるが、もはやボクらは自由ではない。ほぼすべての行動が、ドーパミンやエンドルフィンなどの脳内伝達物質にコントロールされている。自分で選んでいるつもりでいるがそうではない。何も意識しなければ、人生を奪われているのと同じようにすら感じられた。
これからの未来、よりこんな世界が広がると予測すればもう自我もクソもあったもんじゃない。だから、今のうちから学んでおく必要があると思う。
ただ、正直に言えば依存症の危うさについてはこの本以外におすすめの本も多いので、そちらを読んでもらいたい。
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- 感想投稿日 : 2020年12月17日
- 本棚登録日 : 2020年11月13日
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