統計学のおさらいとして読みました。第I巻とは異なり,大学での微積分,線形代数などの知識を前提に,自然科学の分野で一般的に直面する統計学的な内容に関して,数学的な議論が展開されています。
基礎統計学のシリーズですが,入門書ではないので,じっくりと考えながら,読み進めて行きました。「線形モデルと最小二乗法」,「実験データの分析」,「最尤法」,「適合度検定」,「乱数」など,自然科学や工学などでよく見られる内容について取り上げられていますので,これらの分野に所属する方々は,一度じっくりと読まれるとよいのではないかと思いました。
個人的には,最小二乗法の話や,適合度検定の話などは,身近に見ることも多いので,知識を再確認するという意味合いでも良かったと思っています。
自然科学分野で統計を何かで使うという方々には,ぜひ読んで頂きたい一冊です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年10月14日
- 読了日 : 2011年10月14日
- 本棚登録日 : 2011年9月12日
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