「ナショナリズム批判」を批判する立場をとる萱野氏のナショナリズム論。
アーネスト・ゲルナーのナショナリズム論を軸としながら、アンダーソン「創造の共同体」やネグリ、ハートの「マルチチュード」などを批判しつつ、それらが国民国家、ナショナリズムの亜流や変形でしかないことを指摘している。またグローバリゼーションが、国民国家を不要とするリベラル派の予想通りには進んでおらず、むしろナショナリズムの高揚につながることを指摘している。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
思想・哲学・知
- 感想投稿日 : 2015年3月22日
- 読了日 : 2015年3月22日
- 本棚登録日 : 2015年3月22日
みんなの感想をみる