少し変わった子あります (文春文庫 も 22-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年6月10日発売)
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感想 : 170
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女性と一対一で、美味しいご飯を食べるだけのお店に通う教授?の話。

毎回違う女性達だけど、皆食事の動作が綺麗。話さなくてもその動作を見ているだけで満足するような。

教授が女性達の話を聞いて解釈する所は、なるほどと思うこともあれば、難しくてよく分からなかったりもした。

とりあえず食べる動作が綺麗になりたいなと思った。

最後に近づくにつれ、小山教授もいなくなるのでは…と危機感を抱いていたが、磯部教授にお店を紹介した件が無かったので、このまま通い続けました!って話で終わるのかと思いきや、まさかの最終話は磯部教授がお店に通い、小山教授は行方不明…

えー!どこ行ったの?最終話の一つ前の話でもそんな不穏な感じは無かったじゃん!!
女将に食べられちゃうの?

磯部教授は危険を感じてるからどうなるのか分からないけど、誰かにお店を紹介したらフラグが立っちゃうのかなぁ…小山教授の人柄良かったのになぁ…

謎のままで終わっちゃったけど、最終話の衝撃的な終わり方も良かったと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月24日
読了日 : 2020年7月24日
本棚登録日 : 2020年7月24日

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