平面いぬ。 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2003年6月20日発売)
3.53
  • (695)
  • (997)
  • (2339)
  • (123)
  • (17)
本棚登録 : 9494
感想 : 776
4

乙一 著

これはヤバい!面白い!
“やばい”って言葉は元々、危険や不都合な危ない状況で使っていたはずだが、
今や「最高!」とか、「とてもいい!」って時の
どっちにも使える用語になったようだ。
この作品はどちらの意味合いにとっても
いい塩梅だって感じがする。
この作者さんは、どんなジャンルも得意なんじゃないか?と思うほど、何でもありの作家さん(いい意味で)だと感じる。

あ〜また読みたい作家さんの本が増えるではないか…(-。-;なんて喜ばしいところを嘆いているのは、私事だが、現在また口内炎が出来ており酷くなっているので、睡眠不足は大敵なのだ(*´Д`*)
でも…なかなか本を置けないという悪循環…
痛いッΣ(-᷅_-᷄๑)私は口内炎が出来やすい体質で、服用せざるを得ない薬の副作用も相まって、やっと治った\( ˆoˆ )/って思ったら油断大敵!
疲れと寝不足、副作用で、またしばらくすると次々にやってくる。しかも酷い時には口の中に何個も(" ̄д ̄)出来る始末。
この不届きものめ!(ワタシか⁉︎)
口内炎よく出来る経験ある人にはお分かりいただけると思いますが…。
「エッ、そんな経験ない!」と思われた方は非常に幸せだと思いますウ・・ ウン(・_・;)
何をグタグタ言ってるんだと…失礼(-。-;
何せ、口内炎になると折角の美味しい食事も思うように摂れず、お腹を空かせながらの寝不足状態で本を置けないで読み続けている様子をお伝えしてる訳ですが、本作の一編目の「石ノ目」本棚にも登録してるほど楽しみにしていた作品…どうやら怪談もののようで、余計に食べ物が喉を通らない状態にさせられるような、、かなり古い時代を感じさせつつも、目の前にその光景が見えるかのように、薄暗くゾワッとする内容で眠れなくなりそう
だけど意外とこの怖さに自分はそれほど柔な神経を持っておらず恐ろしさよりも興味の方が打ち勝って読み進めてしまう_:(´ཀ`」 ∠)
で、この後に続く三作品は
「はじめ」「BLUE」『平面いぬ。』と
この四作品で構成されている。
どの作品も違った不思議な味わいのある作品に仕上がっており、どの物語りも結構食いついてしまう(痛くて、食べ物には食いつけない有様だけどね(~_~;)

「はじめ」は何だかどこまでいくのかこの幻想は…少しズレはじめたところから幻想かどうか判断し辛くなってくる不思議な物語だ。

「BLUE」はかなり切ない、ちょっとホラー、
でも少し胸に痛い好きな作風だった。
人形についての話や思い出は私の中にも色々あるのだけど…それはまたの機会に(^_^;)

タイトルにもなっている「平面いぬ。」は
発想がとてもユニークで面白い(°▽°)
この作品も今まで読んだのとは違った魅力ある物語だった(。◠‿◠。)♡
そんなふうに飼える犬もあるのかぁ(^_^*)思いつきと驚きの中に、家族にもつ愛情となんら変わらない愛情に絆される感覚をもてた。

また作者の他の作品も是非読んでみたい!
乙一さんと言えば、色んな別のペンネームを持つらしい、ご本人自身ミステリアスな作家さんのようですが…
これまた興味津々(*´∇`*)
ブクログ本棚に色々紹介されてるようだから、
探してみよう!「特におススメは?」誰にともなく聞いてみる。

読書状況:読みたい 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月4日
本棚登録日 : 2022年6月4日

みんなの感想をみる

コメント 13件

松子さんのコメント
2022/07/05

ひろみ、お疲れさまっ(^^)
乙一さんね、土瓶さんがとっても詳しいよ♪

私は乙一さん、何冊か読んだだけで
詳しくないのだけど、
GOTHは不思議体験?感覚だった!
怖いし残酷なのに、どうしても読むのがやめられないの!
乙一不思議ワールド!

もし、ジョジョの奇妙な冒険が好きだったら
The bookもおすすめだよ。
物語りの構成が好きなの〜(^^)
哀しいけど綺麗なお話。おすすめです♪

hiromida2さんのコメント
2022/07/05

まっちゃん、おつ〜(^^)v
ありがとう!
本棚見てたら、土瓶さんの詳しいコメント
見つけたよ!(。•̀◡-)
参考になります。
まっちゃんも教えてくれたGOTH
すごく読みたいです(^^;;笑
積読本を減らしつつ、マイペースで٩( ᐛ )و

松子さんのコメント
2022/07/05

そうなのそうなの!
積読本を減らしながらマイペース☆
本を楽しむために、マイペースって大切だよ
ね〜♪(o^^o)

hiromida2さんのコメント
2022/07/05

ね〜♪(o^-^)ゞ

土瓶さんのコメント
2022/07/05

ひろみさん、こんばんは~♪
嬉しいな^^
乙一ワールドへようこそ!
おすすめ、お勧め、お薦め、と。
困ったな。多すぎるぞ。
と、とりあえず「失はれる物語」なんてどうでしょう。短編集です。
まてよここはひとつ長編の「暗いところで待ち合わせ 」。
いや、最近おびのりさんが読了した山白朝子名義の「エムブリヲ奇譚 」も捨てがたいぞ。
いやいや、やはりデビュー作、彼がまだ十代のときに書き上げた異端の作品「夏と花火と私の死体」からか。
いやいやいや、さまざまなタイプの話が読める短編集の「ZOO」を。
こ、ここは意表を突いて、ヘンテコエッセイ風味の「小生物語」か。
 
うわ~ん。決めきれないよ~。
ひろみさんの口内炎撲滅をお祈り申し上げます。
あれ、イラつくんだよね。

hiromida2さんのコメント
2022/07/05

どんちゃんサン(о´∀`о)
ヾ(´▽`*)ゝありがとう!
沢山、紹介頂き嬉しいです♪
流石、よくご存知ですね〜
長編も好きだけど、そっか!試しに
読みやすい短編集を読んでみたい!
さまざまなタイプの話『ZOO』を皮切りに
乙一ワールド巡っていきたい
色んな乙一さん教えて頂きワクワク(^.^)
そう、あのイラつく口内炎(~_~;)
やっととりあえず…治ってきました。
ありがとうございます♪

マリモさんのコメント
2022/07/07

hiromida2さん
こんにちは!乙一さん初でしたかー!よく白と黒で言われますが、わたしの中ではさらりとした鮮やかな赤もスッと入っているイメージで、乙一さんにしか出せないカラーがあるんですよね。すごい人です。
私もZOO(の中のあるお話)を読んで、しばらく頭が痺れたままになりました。夏の夜に読むとひんやりしていいかと(ますます寝れなくなるかもしれません)。

hiromida2さんのコメント
2022/07/07

マリモさん、こんにちは♪
そうなんですよ!
初にしてこの世界にやられましたヾ(´▽`*)ゝ
乙一さんファンの方でよく、白と黒って…
言われてますが、まだどちらも分からない。
え〜鮮やかな赤のイメージも〜(*'▽'*)
これは楽しみ(^.^)
昨日、古本屋に寄った時にZOO 1だけ見つけて買いました。
ZOO 2は汚れがはげしく他で探すつもり(・・;)
ZOOのある話って何だろう?気になる〜
暑い夏にヒヤリはピッタリかも
ちょっと怖〜いの読んでみたかったから。
情報ありがとうございます♪
今…読み始めの本をひとまず置いて
今夜にでも読んでみよう(^_−)−☆

kuma0504さんのコメント
2022/07/08

hiromida2さん、おはよう御座います。
乙一さん、ほとんど読んでいないのですが(一冊しか読んでいないのですが)、一冊(^_^;)是非お勧めしたい本があります。高いし、おそらく絶版なので図書館で。「張り込み日記」(渡部雄吉・撮影 構成・文乙一)2014年刊行のを。写真集なので、サクサクと読めますが、ほとんど一本の映画を観たよう。でも紛うことなきホンモノの刑事密着写真です。戦後間もないホンモノの事件に密着しています。

hiromida2さんのコメント
2022/07/08

kuma504さん、こんにちは!
乙一さんのまた新しい本の情報ありがとうございます♪
この本はまだ生まれていない時代の
実録写真集?本当の殺人、刑事事件の話では
ないのでしょうか?
何だか、リアルさおどろおどろしそうʕʘ‿ʘʔ
密着写真と…どのように構成されてのか
気になります、まさに高額そう?(^^;;
近所の図書館には絶対ないと思いますが
予約して是非読み見てみたい作品です。

hiromida2さんのコメント
2022/07/08

追伸、Kuma0504さん
ごめんなさい。0が抜けおちてました(・・;)

土瓶さんのコメント
2022/07/08

懐かしいなぁ。
「土俵」と呼ばれたことを思い出して笑った。
(*^▽^*)

hiromida2さんのコメント
2022/07/08

あははっσ^_^;
どびんチャンさん、それ言っちゃう(//∇//)
ホント、誤字脱字多いっすε-(´∀`; )
ごめんなさい。
コメントは送信しちゃうと、訂正出来ない
気づいた時は、時、既に遅し(>人<;)
しかも、kumaさんのkの文字も大文字K
になってるし、、いやはや(〃ω〃)

ツイートする