どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心 (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎 (2013年4月10日発売)
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4

益田ミリ 著

どうしても嫌いな…ざわざわ、もやもや
すーちゃんにもあるんだ!いるんだ!
またしても、共感(・・;)
本作のすーちゃんはいとこのあかねちゃん登場!
お互いの気になる 嫌いな…がテーマ。

すーちゃんがもやもやしてる気分の正体を考えてるけど…本当は分かっている
どうしても嫌いな人がいる
誰かはすぐに分かった!
私も同じ気持ちになったから…同感。
あかねちゃんの視点から見える、
嫌いな人の要因も…。

すーちゃんは職場での自分の立場から
そんな、もやもやした気持ちを払拭したい思いで、色々考えてはみるけど… 結果…

きっと誰しもあるんだろうなぁ…苦手な人
というか、嫌いな人
私にもあったなぁ…無視すりゃいいんだ
職場では、なるべく争いたくない 時間の無駄だし
嫌な気持ちをぶつけても分からない人には
永遠に分からない、、そんな思いをぶつけたら
逆に自分が嫌な人間じゃないか…品位を落とされかねないって陥れられる
最初のうちは無視して我慢しようとするのだけど…
状況変わらなければ
その人のことが
”坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”状態になって、どんどん追い詰められてゆく
だんだん、腹が立ってくる(ㆀ˘・з・˘)
相手にも自分にも…
ある程度の辛抱は必要かもしれないが、
我慢を続けると、精神的に崩壊すると思う。

私も仕事に行ってる頃は、職場では、争いたくないから、顔で笑って…心でムカついて、だけど…
無視してる許せない思いが自分の心にどんどん溜まってきて、
相手が悪いんだ!
だから何で私が悩まなきゃいけないんだ!って沸々した思いになる反面、相手のあの嫌なひと言がグサリ突き刺さっていて落ち込んだ_| ̄|○

大したことないって自分に言い聞かせてみるけど、思うより傷ついていて、嫌いな人の言葉が呪いのように、心の中を占めてしまうんだ、、

すーちゃんが最後に選んだ結論は
清々しい気分になれたけど…
相手が変わるはずないんだから自分が変わるしかない…しかし、職場という立場上、相手がその場所を去るか自分が去るか…(相手は何とも思ってないようだから去ることはなさそう)だから…
それしかない!って思う反面、、それが出来るかどうかは現実的には分からない
嫌いな人と付き合っても何もいいことないし
余計…生活も荒む気がするけど、
私も一人暮らしで、働いている時は、
生活費の為に働いていた面も多かった!
背に腹はかえられぬほど、お金が必要だった!という事情だってある
でも、私も結局、やってられないよ( ̄^ ̄)
って辞めて、転職した口だが…。
しかしながら、それはそれで大変…(・_・;

でも…やっぱり自分の気持ちが少しでも落ち着ける
場所へと決断することも大事だなぁって思う。

今の私は働いていないので…(働けないので(・・;)
ややこしい人間関係から解放されて、その点においては、スッキリ!( ̄∀ ̄)

でも、お金も勿論大事だけど、働くのが嫌な訳でも人間嫌いな訳でもない もう一度働きたいと思う。
働きたくても働けない事情もあるし…
働いていても職場の環境が酷かったり
気分良く働ける会社でも、人間関係がウザく悩むこともある

漫画の世界だから、次に行っても、
すーちゃん頑張れ!って応援出来る!

でも、要は自分がどう捉えるかだよね(当たり前のことを当たり前に言っているだけ(-。-;)

それにしても、
漫画の最後、すーちゃんに声をかける
すーちゃんの母の言葉には自然に涙溢れ落ちました

人ってそうだよね、色んな理不尽なことがあっても
自分を大切に思ってくれる人のひとことに
      希望と勇気を感じちゃうんだよね。

  仕事で辛い思いをしてる全ての人に
        エールを送りたいと思います!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年9月20日
読了日 : 2021年9月20日
本棚登録日 : 2021年9月20日

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