青山美智子 著
青山美智子さんの本はまだ2冊目…
前回、お友達に「赤と青とエスキース」を
お借りして読み、とても感動して(*⁰▿⁰*)
本作も期待して、以前貸して頂いた同じ方にまた運良くお借り出来て読みました!
期待以上に良かったです(*゚▽゚*)
青山美智子さんの本、好き(。◠‿◠。)♡♡
大変ファンになりました(遅いけど…(^^;;
本作の物語もそれぞれの人物(主人公)を
5つの短編連作集に描いている。
ひとつひとつのお話が短編であるにもかかわらず、なんて温かく、ギュッと詰め込まれた素敵な物語に仕上げられているのだろう。
この感性に心掴まれて驚くばかり(๑˃̵ᴗ˂̵)
そっかぁ、そうなのよ〜、そうなんだ!
それなのよ〜と1人で頷き唸るばかり(^_^;)
人と人の繋がり自体が社会なんだ!って改めて思う。そして、またしても、物語の中で、違う場所や違った立場の人たちが繋がってゆく、いや、もう繋がっているんだと知ることが、とても愛おしく心地よくて世界の広がりをすんなりと感じとれました♪
“大切な気づきに心救われる
「何をお探し?」本当にこの声に出会ってみたい。
小町さゆりさん♡
図書室の「レファレンス」司書の人
あ〜こんなレファレンス係の人が居たら本当にいいなぁ(*´꒳`*)行ってみたいなぁ♪
この本の本当の意味での主役的な存在の人
人との繋がりの橋渡しをお手伝いしてくれる
眠ってた感情や気づかなかった才能をそっと思い出させてくれる。
この5篇に登場する人物描写がとても素晴らしく、書きたいことはいっぱいあるのだけれど…どうかこの本の物語の中で、それぞれに出会ってほしいと思います。
まわりの善き人たちに恵まれて悪い人たちは出てこない印象を受ける物語だけど…
いい縁や悪い縁の巡り合わせ、不遇な体験を抱えている人も、包み込んでくれる優しさを作家の青山さんは持っていて、それをちゃんと描いてくれる。よくぞこの短編の物語の中に人それぞれの人生の系譜を纏め上げて引き出してくれたなぁと感心します。
人と接する時、誰しも、はじめの印象で苦手意識を持ってしまうことってあると思う。
かく言う私も第一印象で、苦手だなぁとか、勘弁してほしいよ(−_−;)って引き気味になる相手に出会うこともある(必然か?)
とりあえず、自分の中で決めていることがあって、どんなに嫌だなぁ(合わないなぁ)と思う相手に対してもなるべく嫌わない努力をしている(・・;)社会、特に仕事上でお付き合いする相手なら尚更…自分が相手を嫌っていると相手も自分のことを嫌っている、嫌いになる感覚を導きだしてる気になるから…。
ま、仕事の上の付き合いでは実際に公友的なフリをしていたと思うが、やはり最初のインスピレーション通り、やっぱり嫌なやつだった(~_~;)と思うこともあれば、何だ⁉︎案外いい人じゃない、私の食わず嫌い意識か⁈
案外なんて失礼な言い方だけど、案外あちら側もそう思ってる気がする時が確実にあって、好きなフリが本当の好きを導きだす場合だってある。人生って分からないƪ(˘⌣˘)ʃ
それに、よく思うけど、最初の印象で、この人いつも冷静で素敵!なんて思っても、憧れてる相手のちょっとした歪みや冷淡さをみた時、一気に憧れが冷めてしまうのも事実で、反対にいつも、ムスッとしてて、悪人顔の人がニッコリ笑って優しい態度で接してくれたりしたら、その人は今まで以上に素敵に見え好印象になる。
(…ったく調子いいったらありゃしない
わねぇ(^^;;笑)
しかしながら、最初とっつきにくいBADな印象の人が好印象に変わると、その人は自分の中でずっといい人になる♡本物の素晴らしい良き人を見つけた気持ちで信頼に足る人になる…というのが未熟な私の人生論だ!
またグダグダと大袈裟な持論を展開(⌒-⌒; )
話しは戻るが…(^^;;
本作のレファレンス係の小町さゆりさんの
それぞれの第一印象に大ウケ(゚∀゚)
* 白熊
* マシュマロマン
* ベイマックス
* 早乙女玄馬のパンダ
* 巨大な鏡餅
笑いつつも、ほっこりする(*^_^*)
ビックリするが、本当に愛称的表現!♡!
図書室でレファレンスを受ける人に、一見何の関連もないような本を紹介してくれる小町さん!絵本だったり、図鑑だったり、進化論…占い、詩集と様々な領域の本のチョイスそれがまたいいんです!
その本の引用文が心の鍵穴にピッタリはまるような、こちらにまで、懐かしいような、心に響いてしみじみとその風景に漂ってしまう感覚を覚えた。
司書の小町さゆりさんが無心にチクチク刺してる羊毛フェルト、付録と言って5人に手渡される
フライパン、キジトラ猫(=^x^=)、
地球、飛行機、小さなカニ⁎
羊毛フェルトにも俄然興味が湧いた✴︎(°▽°)
早速、百円ショップ(ダイソー税込¥110)
で羊毛フェルト芝犬を買ったσ^_^;笑
はじめての羊毛フェルトに挑戦だ٩( ᐛ )و
私はとにかく、熱しやすく冷めやすい性格なので、おっ!コレ面白そう!可愛いなぁ!と思って…家で少しの材料買って作れるものに何度、手を出したことか…(・・;)
フト思いつくだけでも、消しゴムハンコ、粘土、絵手紙、貼り絵、ビーズ、手芸の手提げバッグ、刺繍、木で作った訳の分からない小物…陶芸etc、、まだ色々あったなぁ…全然必要不可欠でないもの(-。-;そして長く続いた試しがないʅ(◞‿◟)ʃ
今、お稽古で教室に通ってる七宝だけは、長く続いている(・∀・)やっぱり、人か…。
教えてくれる人が居て同じように学ぶ、遊ぶ仲間がいるってことが最大の力!最初は誰も知らない人ばかりだったのに…他愛ないお喋りしながら、チマチマした物作りに集中出来る大切な時間だ(週に一回という間隔もいい)
敢えて人付き合いが得意でなくても没頭出来るものがあるっていい!そして閃きをもらう、大したことじゃない自分の閃きにも、
お〜!と声を上げてもらうことすらあり、
元気をもらえる^^;ww
でも、本を読むことだけは、一人でも出来ることだ!寧ろ一人の方が没頭出来るσ^_^;
私たちに大切な一人の時間を与えてくれる。本って素晴らしい(o^^o)
一人でも没頭して自分だけの世界に耳を澄まして、色んな思いや感性を広げてゆけるのだから…。
おまけに本を読んでることで、ブクログの中で仲間の声を聴き、色んな本まで紹介してくれるんだよ。なんなら力づけてもくれる♪
なんて、ありがたいんだろう(^O^☆♪
「何をお探し?」この本を読めば、少しでも自分の探してるかたちを見つけられるだろうと思う。 そして、自分の目の前にあるどの本の中にもたくさんの探し物を見つけることができるだろうと思える。
本作の中で呟かれてた言葉が響く
「そうだ、今の自分にできることを今やる。
それでいい。」
いつのまにか繋がっていた見えない糸をたぐりよせるように…
やることはたくさんあるけど、「時間がない」なんて言い訳はよそう「ある時間」で、できることを考えていくんだ。
目に映る日々を、豊かに味わっていこう。
「お前は今、生きている」
そう…「私はまだ生きている」のだから。
- 感想投稿日 : 2022年8月4日
- 読了日 : 2023年1月18日
- 本棚登録日 : 2022年3月2日
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