京極夏彦の妖怪えほん (3) あずきとぎ (京極夏彦の妖怪えほん3)

著者 :
制作 : 東雅夫 
  • 岩崎書店 (2015年3月2日発売)
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本棚登録 : 336
感想 : 49

京極夏彦の妖怪えほん「怖」の巻。
「笑」「楽」の次はいよいよ「怖」。ということで、今度こそ本当に怖い話のはず。ふっふっふ、娘よ、思う存分怖がるといいさ~。
寝る前にトイレを済ませ、布団に入り、万全を期して、さぁ読み始める。

夏休みの間、少年は田舎のおじいちゃん家で過ごすことになった。
しょきしょきしょきしょき…
家に着いたときから変な音が聞こえる。
おじいちゃんに訊くと、どうやら「あずきとぎ」というお化けが小豆を洗う音らしい。音がすると滑って淵に落ちるという…
危ないから川に入っちゃだめだとおじいちゃんは言っていたが、魚が気になる少年は…

最後まで妖怪あずきとぎは姿を現さない。
ただ、しょきしょきしょきという音だけで、忍び寄る恐怖が描かれる。
町田尚子さんの絵がまた絶妙で、どこか不穏な空気を醸し出している。

娘の反応は「…落っこちちゃったね。」と一言。
怖い…確かに怖いけど…5歳児にはこの怖さはまだ通じなかったか?!
川に入ったらいけないよ、あずきとぎがいるからね。
と、なんだか教訓めいた話をして終わった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2023年8月21日
読了日 : 2023年8月11日
本棚登録日 : 2023年8月11日

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コメント 3件

1Q84O1さんのコメント
2023/08/21

ひろさん、「怖」の巻です!
「怖」の巻なのに、トイレも済ませて準備万端なのに、娘さんは思いもよらぬ反応ですね…w
あずぎとぎが姿を現していたらまた反応は違ったかもしれませんねw

ひろさんのコメント
2023/08/21

1Qさんのアドバイス通り、ちゃんとトイレも済ませて準備万端だったのですが…怖いにも色々あるのですねぇ(^^ ;
娘にはまだピンと来なかったようです( *´꒫`)
あずきとぎが姿を現していたら…
あまりの恐怖にトラウマになっちゃうかもですw

1Q84O1さんのコメント
2023/08/21

子どもはやっぱり目に見える怖いものが恐怖なんでしょうね!
もし、あずぎとぎが可愛かったら、娘さんは「かわいいね♡」って反応になってたかもw
けど、怖い姿をしていたらほんとにトラウマになっていたかもですね(・・;)

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