京極夏彦の妖怪えほん「怖」の巻。
「笑」「楽」の次はいよいよ「怖」。ということで、今度こそ本当に怖い話のはず。ふっふっふ、娘よ、思う存分怖がるといいさ~。
寝る前にトイレを済ませ、布団に入り、万全を期して、さぁ読み始める。
夏休みの間、少年は田舎のおじいちゃん家で過ごすことになった。
しょきしょきしょきしょき…
家に着いたときから変な音が聞こえる。
おじいちゃんに訊くと、どうやら「あずきとぎ」というお化けが小豆を洗う音らしい。音がすると滑って淵に落ちるという…
危ないから川に入っちゃだめだとおじいちゃんは言っていたが、魚が気になる少年は…
最後まで妖怪あずきとぎは姿を現さない。
ただ、しょきしょきしょきという音だけで、忍び寄る恐怖が描かれる。
町田尚子さんの絵がまた絶妙で、どこか不穏な空気を醸し出している。
娘の反応は「…落っこちちゃったね。」と一言。
怖い…確かに怖いけど…5歳児にはこの怖さはまだ通じなかったか?!
川に入ったらいけないよ、あずきとぎがいるからね。
と、なんだか教訓めいた話をして終わった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2023年8月21日
- 読了日 : 2023年8月11日
- 本棚登録日 : 2023年8月11日
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コメント 3件
1Q84O1さんのコメント
2023/08/21
ひろさんのコメント
2023/08/21
1Q84O1さんのコメント
2023/08/21