現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫 た 1-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (1992年6月1日発売)
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本棚登録 : 882
感想 : 57

「わかりやすい」というレビューが散見されるが、俺の頭が悪いのか絶望的に意味不明だった。読んで意味がわかった(わかりやすかった)のは、序とあとがきだけ。

現代思想の本だと思っていたのだが、ヘーゲル、マルクス、カント、ハイデッガー、キルケゴールなんて古典的なのも扱っているので、ボリューム過多。

著者なりに敷衍してくれるのだが、他の入門書に書いてある解説と乖離が大きく、著者の物言いが、つまるところ何を言いたいのか、全く理解できなかった。

ただ大学生の時にも本書を読んだのだが、本書をきっかけに丸山圭三郎の『ソシュールの思想』と巡り合えたので、そこは恩義を感じている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月21日
読了日 : 2021年11月21日
本棚登録日 : 2024年1月21日

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