面白いほどよくわかる聖書のすべて: 天地創造からイエスの教え・復活の謎まで (学校で教えない教科書)
- 日本文芸社 (2000年12月1日発売)
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『地図とあらすじでわかる聖書』に続いて、本書を読んだ。両書が補い合い、理解が深まったと思う。莫大な情報をコンパクトにまとめてある『地図とあらすじ~』に比べて、読み物としては本書の方が面白いと思う。
『旧約聖書』の神は、異教の神に心を奪われる人間を罰する。しかしこれは唯一神以外に、(異教の)神が存在すると言うことを、神自らが認めることになるのではないか。
あるいは信仰篤い人間を試そうとして、瑕疵のない人間を神が不幸に陥れて試すことが結構ある。恣意的に不幸に陥れる神の、顔色ばかり窺うような人間を作ることになるのではないか。
イエスは律法を遵守する形式的なユダヤ教を批判したようだが、『旧約』に語られる神そのものに、律法を遵守させたがる神の意志を感じる。はたして、それが本当の神なのだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月3日
- 読了日 : 2011年1月11日
- 本棚登録日 : 2024年1月3日
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