残り火 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社 (2015年10月15日発売)
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本棚登録 : 185
感想 : 20
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連続刺殺犯の容疑で起訴されてた純也くんの無罪が法廷で言い渡されたところで、冤罪を免れて良かったね、と思いつつ、まさか刺殺犯が判明しないまま話が終わるのでは?という最後のところで真犯人が明かされて、お話としてはまとまっててよかったと思う。

自殺した息子に思いを残すのもいいけど、せっかく淳美さんという彼女?ができたんだから素直に幸せになればいいのに、、と思ったけど、あんな事情じゃ、そうもいかないと納得。

余談だけど、
痴漢は常習性があって、はじめての時に捕まえなくても、いずれまた痴漢するから、はじめての痴漢は見逃すべきだ、っていう主張には賛同しかねるよ。私は。

痴漢されるほうにとっては相手が初めてだろうが常習者だろうが関係ないからね。

もちろん、痴漢の冤罪があるのもわかるし、やってもいないのに痴漢です!って言われて社会的に窮地に陥るのを防ぎたい気持ちもわかるけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年2月20日
読了日 : 2017年2月20日
本棚登録日 : 2017年2月20日

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