本書は、まれに見る、真の学究書であり、読み物としても最上の作品である。
次から次へと明かされていく、ルネサンス芸術をめぐる疑問と応答。
作品と歴史をめぐっての、ある意味、深い「対話」は、骨太ゆえに読みやすいとは言えないが、それでも、ぐいぐいと引っ張っていく筆致は鮮やか。
今回も、また、高階先生にいたく感服した次第である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<芸術>
- 感想投稿日 : 2011年5月26日
- 読了日 : 2010年6月23日
- 本棚登録日 : 2011年5月26日
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