ページをめくる指―絵本の世界の魅力 (平凡社ライブラリー か 38-1)

著者 :
  • 平凡社 (2012年4月12日発売)
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本棚登録 : 68
感想 : 12
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感傷におぼれがちな世の絵本論から離れて、絵本に真っ当に向き合うと、こういう評論になる、という本。的確で、正直で、小気味よい。

多くの絵本に、ある種の政治性、権力性があることを暴き、一部の絵本には脱構築の要素があることをすくい取っている。

昔話を聞かせるという暴力性。
読書は多くを与えるが、何かを失う体験にもなる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本<絵本・児童文学論>
感想投稿日 : 2017年6月27日
読了日 : 2017年6月27日
本棚登録日 : 2017年6月27日

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