感傷におぼれがちな世の絵本論から離れて、絵本に真っ当に向き合うと、こういう評論になる、という本。的確で、正直で、小気味よい。
多くの絵本に、ある種の政治性、権力性があることを暴き、一部の絵本には脱構築の要素があることをすくい取っている。
昔話を聞かせるという暴力性。
読書は多くを与えるが、何かを失う体験にもなる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<絵本・児童文学論>
- 感想投稿日 : 2017年6月27日
- 読了日 : 2017年6月27日
- 本棚登録日 : 2017年6月27日
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