数学的対象を掌中のものにしようとする工夫と苦闘がこれでもかというぐらい丁寧に書かれている。
最後の10章の方程式の可解性を論じたガロア理論が難しいとの声が散見されるが、本格的な数学書や入門書を渉猟してきた体験からするとガロアの原論文の佇まいをそのままに解説してくれた本書はかえって新鮮だった。
不完全性定理の巻に比べると置いてきぼり感はない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<数学>
- 感想投稿日 : 2023年7月26日
- 読了日 : 2023年7月27日
- 本棚登録日 : 2023年7月18日
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