あしたのきみはここにいない (幻冬舎ルチル文庫 さ 2-11)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス (2007年7月1日発売)
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本棚登録 : 358
感想 : 24
5

先生と生徒というだけで、私的には萌える本です。

朝陽は、先生のことが好きで好きでたまらない。
でも、約束がある。
キスして気持ちいいことだけをする。でも、セックスはしない。好きという気持ちはあげない。それが、先生との約束。

はじまりの、気持ちいいことをする二人のシーンで、私はすでに切なくって泣けた。萌えすぎか、わたし?!
先生のことが大好きで、そばにいたいから、気持ちをもらえなくてもいいから、気持ちのいいことだけをしてもらうだけでいいから・・・。そう思って、体に触れてもらいながらも、切なくてみじめになったりする・・・そんな朝陽の気持ちに感情移入しました。

恋人になると、実は朝陽のほうが大人みたいだったりもするんだけど。付き合うようになってからの先生の変わりっぷりも、よかったです。先生も、本気になるのが怖くて、気持ちのいい関係だけを続けていたんだね。

とにかくシンプルに、恋愛だけですすんでいくストーリーが、私は好きでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 崎谷はるひ
感想投稿日 : 2012年1月2日
読了日 : 2012年1月2日
本棚登録日 : 2012年1月2日

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