暴力を振るわれても、黙って夫の帰りを待つ極道の妻というのはDV体質ではないかと思った。原作は昭和後期に書かれている。この時はDVがそこまで社会問題として認識されていないから、極道を愛してしまった悲しい女の話として読まれたと思うが、今ではDVはもはや日常茶飯事で、極道に限った話ではない。三郎親分の話は特に刹那かった。男の視点から語る女という設定を一部組み込んだところが作品のクオリティを上げている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2013年6月13日
- 読了日 : 2013年6月13日
- 本棚登録日 : 2013年6月13日
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