中世の罪と罰 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2019年11月13日発売)
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感想 : 4
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例えば穢の概念や、女をさらって妻にする辻捕りの風習等々、中世日本は今と相当異なる世界だったと言え、そこでは何が(どれほどの)罪で、どんな罰が適当とされていたかを推し量るのは容易ではない。本書でも、解説というよりは推測の展開がメインの様で、そこから中世社会を垣間見るといった按配。かつ専門的な話が殆どなので、門外漢には読みづらさがあった。対談集でも見解が相違する箇所があり、むしろそこが読みどころだったかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2019年12月6日
読了日 : 2019年12月6日
本棚登録日 : 2019年12月6日

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